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こんな人に

ウェブページを Obsidian の vault に直接保存

Clean Web Clipper は、ブラウザの File System Access API を使って .md ファイルを vault に自分で書き込みます。コミュニティプラグインも、ローカルの REST サーバーも、obsidian:// リンクも間に挟まず、ノートが届くために Obsidian が起動している必要もありません。

vault が難しい部分である理由

ウェブページを vault に入れるには、ふつう動く部品の連鎖が必要です。インストールして更新し続けるコミュニティプラグイン、ポートで待ち受けるローカル REST API、あるいはアプリがすでに開いているときにしか動かない obsidian:// の URL。どの部品もそれぞれの都合で壊れます。アプリの更新のあと、プラグインの作者が離れたあと、ブラウザが独自プロトコルに許すことを絞ったあとに。

問題の残り半分は、何が届くかです。サイトのナビゲーションだらけのクリップはノートではなく、先送りした片付けの仕事です。そこにスラッシュ入りのページタイトルそのままのファイル名と、テキストの出どころを何も語らない frontmatter が加われば、ひと月後の vault には、引用するほど信用できなくなった素材がたまっています。

ファイル名は一度しか決められない判断で、たいていの人は偶然に決めてしまいます。Obsidian はファイル名でリンクするので、クリップしたノートへの [[wikilink]] は、名前を変えた日にすべて切れます。そして HomeUntitled 4 という名前のノートは、いずれ名前を変えることになります。200 件クリップしたあとではなく最初のクリップの前にテンプレートを決めるかどうかが、リンクを張れる vault と、検索するしかないフォルダの違いです。

1 回のクリックで実際に起きること

vault に直接書き込まれたノートVault/Clips/getting-started-with-obsidian.md
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title: "Getting started with Obsidian"
source: "https://help.obsidian.md/Home"
extraction: "dom"
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## Create a vault

A vault is a folder on your computer. Obsidian stores your notes as plain
Markdown files inside it, and nothing else is required to open them.

- Notes are files. Folders are folders.
- Everything works offline.

vault に向ける手順

設定全体は、フォルダの許可 1 つと設定 3 つです。最初のクリップの前に済ませてください。とくにファイル名のテンプレートは、あとで変えるより今決めるほうがずっと安く済みます。

  1. Obsidian で、クリップを置くフォルダを作ります。よく使われるのは Clippings です。先に Obsidian で作っておけば、最初のファイルが届いた時点で vault はそのフォルダをすでに認識しています。
  2. 拡張機能のアイコンを右クリックして オプション を選び、保存先をディスク上のフォルダにします。選択… を押して vault に移動し、その中の Clippings を選びます。
  3. Chrome が、拡張機能にそのフォルダのファイルの編集を許可するか尋ねます。許可してください。許可はそのブラウザプロファイルに保存され、再起動やブラウザの更新後も残ります。フォルダの外には何も届きません。
  4. ファイル名のテンプレートを {date}-{title} にします。Obsidian はフォルダを名前順に並べるので、日付の接頭辞があればプラグインなしでフォルダが時系列になり、同じページの 2 つのクリップも区別できます。
  5. 使いたい frontmatter の欄をオンにします:titlesourceauthordateextraction。5 つともプロパティパネルに表示され、source はページに戻るクリックできるリンクになります。
  6. アイコンをクリックしたとき を「フォルダに保存」にすると、クリップしてもウィンドウは一切開きません。キー 1 回でファイル 1 つです。
  7. よくクリップするサイトにサイト別ルールを追加します。URL パターンごとに専用のサブフォルダを持てるので、議論のスレッドとドキュメントが同じ山に積まれなくなります。

vault 向けの設定

これらの値は、vault が一時置き場ではなくメインのノート置き場であることを前提にしています。そうすると、ファイル名に持たせるべきものと、残す価値のある欄が変わります。

設定ここでこの値にする理由
保存先ディスク上のフォルダ、vault の中プラグインも、ローカルサーバーも、アプリの起動が必要な `obsidian://` リンクもいらない
サブフォルダ`Clippings`自分で書いていない素材を、自分のノートがあるルートから離しておける
ファイル名のテンプレート`{date}-{title}`Obsidian は名前順に並べる。日付の接頭辞でフォルダが時系列になり、黙った上書きも防げる
frontmatter5 つの欄をすべてオンプロパティパネルに表示され、`source` は元のページへのリンクになる
アイコンをクリックしたときフォルダに保存毎回閉じるウィンドウは、そのうち開かなくなる
サイト別ルール`reddit.com` → `Clippings/threads`スレッドは記事とは読み方が違うので、届いた時点で分けておく価値がある
画像リンクとして残すvault のノートは小さいまま。その代わり画像を見るにはネットワークが必要
サイト別ルールがスレッドを専用のサブフォルダに振り分けるVault/Clippings/reddit/2026-04-02-plain-text-notes.md
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title: "Why I moved back to plain text notes"
source: "https://www.reddit.com/r/ObsidianMD/comments/…"
date: "2026-04-02T18:41:00.000Z"
extraction: "dom"
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**u/quietfiles** (412 points)

Five years of app migrations taught me that the format outlives the app.

> **u/mdsceptic** (88 points)
> Until you need backlinks across ten thousand files.

> > **u/quietfiles** (140 points)
> > `grep -rl "[[topic]]" .` is not elegant, but it has never failed.

3 つの使われ方

朝の読書を、Obsidian を閉じたまま保存

最初の会議の前に 6 つのタブを読み、それぞれで Alt+Shift+M を押します。Obsidian は起動していません。ブラウザが File System Access API でファイルを直接書き込むので、開いておくべきものは何もありません。ウィンドウも出ず、ダイアログにも邪魔されず、コーヒーを飲み終える前に 6 つのページが Clippings.md ファイルになっています。

昼に vault を開くと、6 つともインデックスされ、検索でき、グラフに表示されています。どれも取得元の URL を持っているので、どこで見つけたかの手がかりを失わずにタブを閉じられます。

自分で正しい場所に収まるスレッド

reddit.comClippings/threads に向けるルールがあり、スレッドには決まった著者がいないので author 欄はオフにしてあります。ノートの取り方についての議論をクリップすると、メインの山ではなく threads に入り、入れ子のコメントは入れ子の引用ブロックとして、各スコア付きで取り込まれます。

ルールがいちばん効くのは、何も考えずにクリップするサイトです。手で振り分けるものは、いずれ振り分けなくなります。パターンが振り分けるものは、急いで取ったクリップも含めて振り分けられたままです。

恒久的なノートに育つクリップ

クリップした記事が、ヘッダーに出典を持って Clippings にあります。その下に同じファイルで自分の考えを書き、[[wikilinks]] で MOC にリンクすると、元の素材の出どころの記録を失わないまま、ファイルは自分のものになります。

初日にテンプレートでファイル名を決めていたので、そのリンクは切れません。クリップしたノートをリンクできるように名前を変える作業こそテンプレートがなくすもので、それは vault が痛みを感じるほど大きくなってから初めて表に出る作業です。

vault に入れるほかの経路との比較

ウェブページを Obsidian に入れる一般的な方法は 4 つあり、どれも使えます。違うのは、動き続けなければならない部品の数です。

今のやり方得られるものコスト
コミュニティプラグインvault に書き込まれたクリップインストールし、更新し、作者が離れたら置き換えるものが 1 つ増える
ローカル REST エンドポイント要求を送れるものなら何からでも自動化パソコンでポートが待ち受け、アプリが起動している必要がある
`obsidian://` リンクアプリで開かれたノートObsidian がすでに開いているときしか動かず、ブラウザは独自プロトコルを絞り続けている
新しいノートにコピー&ペーストすぐにテキストが手に入るメニューもついてきて、ファイル名と出典は手で入力する
Clean Web Clipper許可したフォルダの `.md` ファイルデスクトップの Chromium のみ。vault を管理するのではなくファイルを書く

ファイルが思った場所にないとき

クリップは保存されたのに、Obsidian に表示されない

Obsidian は vault のフォルダを常に監視しているわけではなく読みに行くので、アプリがバックグラウンドにあるときに書き込まれたファイルは、表示されるまで少しかかることがあります。たいていは Obsidian に切り替えれば十分です。それでもなければ、設定で許可したフォルダを確認してください。vault そのものではなく親のディレクトリを許可してしまうことはよくあり、その場合ファイルは 1 つ上の階層、つまり vault の外にあります。

Chrome がまたフォルダを尋ねてくる

許可は 1 つのブラウザプロファイルに属します。別のプロファイル、ゲストウィンドウ、シークレットウィンドウ、「サイトデータの消去」ではどれも許可が消え、vault を別のパスに移したときも同じです。許可し直すのはダイアログ 1 つで済みます。許可を別のパソコンに運べるようなアカウントは、その裏にありません。

オフラインだと画像が表示されない

画像はファイルではなくリンクです。拡張機能はバイナリをダウンロードしないので、vault のノートは元のサイトの画像を指しており、接続がなければ何も表示されません。サイトが画像を削除すれば、いつまでも表示されません。ノートを単体で完結させたいなら、画像を自分で保存するか、画像を「含めない」にして、表示できない画像を約束しないノートにしてください。

date のプロパティが空

ページがマークアップに公開日を示していませんでした。欄はクリップした日で埋めずに空のままにしています。プロパティパネルの間違った日付は、正しい日付とまったく同じように並べ替えや絞り込みに使われ、誤解を招くからです。クリップした日は、ファイル名のテンプレートの {date} で別に使えます。

できないこと

許可したフォルダの外には一切触れられず、既存のノートも読めません。同期も、wiki リンクの解決も、バックリンクの作成もしません。ファイルを書いたら、そこで終わりです。画像はダウンロードしないので、ノートはオフラインで完結しません。リンクは元のサイトを指したままです。そしてフォルダの許可は 1 つのブラウザプロファイルに属するので、2 台目のパソコンでは改めて許可が必要です。

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よくある質問

vault に書き込む許可はどうやって得るのですか?
拡張機能の設定で、一度だけフォルダを選びます。ブラウザがあなたの確認を求め、許可を記憶します。そのフォルダの外には一切触れず、そこにすでにあるノートも読めません。
既存のノートを上書きしますか?
いいえ。名前が重なると番号が付くので、同じページの以前のクリップが失われることはありません。
Logseq や Joplin でも使えますか?
はい。フォルダから Markdown ファイルを読むツールなら同じように使えます。拡張機能が書くのは YAML の frontmatter 付きの普通の .md ファイルです。
frontmatter に入れるプロパティを選べますか?
はい。各欄(title、source、author、date、extraction)は、全体でも 1 つのサイトだけでも、オンとオフを切り替えられます。
どれかが有料プランの機能ですか?
いいえ。vault のフォルダ、サイト別ルール、ファイル名のテンプレート、そのほかすべて無料です。有料プランもアカウントもありません。
Obsidian Sync と一緒に使えますか?
はい。関わりがないからこそ使えます。拡張機能は vault のフォルダに普通のファイルを書くだけで、そのフォルダを同期しているもの(Obsidian Sync、ファイル同期サービス、git リポジトリ)は、あなたが入力したノートと同じようにそれを拾います。
ネットワークドライブやクラウドドライブ上の vault に書き込めますか?
ブラウザのフォルダ選択から普通のディレクトリとしてたどれるなら、はい。ファイルシステムのフォルダとしてではなく、同期クライアント自身のアプリ内の仮想的な場所としてしか現れないドライブは、許可できません。
スマートフォンから vault にクリップできますか?
いいえ。フォルダへの書き込みはブラウザの File System Access API を使い、それはデスクトップの Chromium 系ブラウザにしかありません。スマートフォンでも Markdown をコピーしてノートに貼り付けることはできます。
既存のノートを読んだり変更したりできますか?
いいえ。許可は「このフォルダに書き込む」だけで、拡張機能はフォルダの中身の一覧表示も、ノートを開くことも、変更することもできません。名前が重なったときに更新ではなく番号付きの新しいファイルになるのも、そのためです。
同じページを 2 回クリップするとどうなりますか?
ファイルが 2 つでき、2 つ目には番号が付きます。何もまとめず、何も置き換えません。これは意図的で、変わったページの 2 回目の取得のほうが面白いことがよくあるからです。